1位と3位の直接対決とは言え、両者の勝ち点差は9もあり、この試合でCSKAが引き分け以下だとゼニトの優勝が決まる試合だったが、意外なことにアウェイのCSKAが勝ってしまった。 とは言え、ゼニトが弱かったわけではもちろん無く、試合は開始からゼニトがCSKAに対して中盤の数的優位を生かして攻め込む展開になる。が、14分に本田の縦パスを受けたヴァグネル・ラヴが一瞬のドリブルでマークを交わしてミドルシュート、これがポストぎりぎりに決まるスーパーゴールとなって、CSKAが個人の力だけで先制点をもぎ取ってしまう。 これで勢いが出たCSKAは、本田を中心としたパスワークで徐々にペースをつかみ、35分にはGKのスローイングのミスをラブがカット、それをマルク・ゴンサレスが抜け目無くゴールを決めたが、そこに至るまでの展開も本田からのワンタッチスルーパスでラヴが抜け出し、ドゥンビアのシュート(ミス)という良い流