ロシアの大きな国土には、さまざまな地域があり、時差とも戦わなければならない【Photo:photoXpress/アフロ】 今回のロシア取材では2つのゲームを取材した。1つが10月27日のディナモ・モスクワ対CSKAモスクワ戦、もう1つが31日のトム・トムスク対アムカル・ペルミ戦だった。 前者は優れた外国人選手を擁する両チームの激突とあって、華麗なアタッキングフットボールが繰り広げられた。本田圭佑が「ロシアはミニチュアプレミアリーグみたい」と言うのもうなずける内容だった。 けれども、後者の方はフィジカルを前面に押し出した守備的なサッカーに終始した。ディビジョン1(2部リーグ)降格危機にひんする下位同士の争いだけに、つぶし合いの色合いが濃くなってしまうのだろう。 巻もそんなロシアの現実を目の当たりにし、この3カ月間で自分のプレーに工夫を凝らしている。ロシアの難しさとは一体どんなところなの