有馬晴海氏が気鋭の政治家に「ありのまま」を聞く政治の新連載。第2回は、民進党の蓮舫代表代行。2012年末以降は野党に回ったが、客観的な根拠を示しつつ、安倍政権を舌鋒鋭く追いつめる姿勢は健在だ。一方で蓮舫氏の素顔や目指す政治があまり伝わっていないのも事実。蓮舫氏が実現したいと考える「明日の日本」の姿とは? 民進党は旧民主党時代の失敗を活かし、国民の信頼を勝ち取ることができるのだろうか。 ■ 安倍首相はSNS世代に全く理解がない 有馬:まずは保育園の待機児童問題からお聞きします。蓮舫さんは、「ネット政治」をとても大事にしていますね。待機児童問題の詳しい話は、山尾志桜里さん(民進党・新政調会長)などに譲るとして、ネットでの批判「保育園落ちた日本死ね!! !」から始まった今回の問題への、安倍首相や自民党の対応をどう思われますか。 蓮舫:私が政治に携わるうえで、常に考えていることが二つあります