大畠章宏国土交通相は27日、JR東海に対し、リニア中央新幹線の建設を指示した。26日に南アルプスを貫通する直線ルートで東京と大阪を結ぶなどとする整備計画を決定しており、国交相の指示を受け、JR東海は本格作業に入る。 整備計画によると、最高設計速度は時速505キロで、甲府市や名古屋市、奈良市付近を経由する。建設費は9兆300億円。2014年度に着工し、27年に東京−名古屋、45年の全線開業を目指す。 JR東海は、同社が原則地元負担としている中間駅の建設費用の在り方や、駅のおおよその位置を沿線自治体と協議した後、12月をめどに環境影響評価(アセスメント)を始めたい考え。 【関連記事】 リニア商機、ゼネコン各社が掘削技術競う 低費用・工期短縮アピール リニア、直線ルートで「GO」 「夢の超高速鉄道計画」が動き出す 0系から世界最速MLX01まで39両ズラリ リニア・鉄道館公開 “