前向きに生きれば、必ず成功できるーー。そんな「原理」をうたう自己啓発本は、なぜ日本に根付いたのか。書籍編集者の言葉からひもとき、その本質について考えます 出典: (c)kame 経済成長なき時代の「言葉の麻薬」 震災で高まった社会不安、そして「筋トレ」へ 出版社が負う「アンチの主張」をぶつける責任 ちまたにあふれる「自己啓発本」。需要は衰えることを知らず、毎月のように新刊が発売され、書店の棚をにぎわせています。その多くは社会的成功者の言葉を通じ、気持ちをもりたてるメッセージを伝えるものです。一方、熱心な読者を囲い込み、搾取するビジネスにつながりかねないとして、批判の的にもなってきました。「啓発本には、成長を求め続けるため、人々をハイにさせる『麻薬』のような側面がある」。自らも類書の出版に携わってきた、書籍編集者の言葉から、その本質について考えます。(withnews編集部・神戸郁人) 経済
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