経済省の中小企業白書で「ものづくりの駆け込み寺」と評されるスワニーは、製品設計受託と商品企画サポートを主な業務とする設計会社です。創業は 1970 年、マイクロモーターのコイル巻線や静電粉体塗装を行う町工場でしたが、国内メーカーのアジアシフトで業績が悪化、2010 年、大手家電メーカーなどで設計や生産技術を学んだ橋爪氏がご両親から経営を引き継ぎ、新しい業態を立ち上げました。 橋爪氏の事業に対する想いの一つに「個人も含め、より多くの人のアイデアやデザインを形にするお手伝いがしたい」というものがあります。その想いがベースとなり生まれた技術が3Dプリンターで出力した樹脂型を金型にして射出成形をしてしまう同社のデジタルモールド®です。 デジタルモールド®は、現状では成形可能な回数に限りがあるため量産までできるわけではありませんが、迅速で安価に量産時と同じ材料で試作部品や小ロット部品を製造することが