背景 私が2社目で働いていた会社ではRailsを使ったWebアプリケーションサービスを展開しており、複数のEC2インスタンスに対してRailsを導入しております。 複数のEC2インスタンス上で動かしているRailsのログは個々のサーバー上に生成される仕組みになっており、ログを参照する場合は該当のサーバーへログインして直接ログを見るという方法をとっていました。 しかし、段々とサービスの規模が大きくなり、一々踏み台サーバー経由でSSHログインして直接参照するのが大変な点、複数のサーバー上で生成されるログの比較も困難な点であることから、ログ検索の改善を目的としたログ集約のインフラを構築することにしました。 やったこと 各種EC2にFluentdを導入し、ログをS3に転送する S3に格納されたログをGlueを使ってテーブル定義づけする Athenaでクエリを発行して、複数ログを検索して一覧化できる
▲RubyKaigiでの登壇(提供:RubyKaigi 2018) OSSにパッチを送るにあたり「このクオリティのコードでパッチを出して良いかわからない」と耳にすることがあります。 私自身、とりあえず期待どおりに動くパッチは手元で書けているけれど、それが正しい直し方か分からないため、OSSリポジトリにパッチを出せないでいたことがありました。ここではそんなパッチに対する考え方の変化について話します。 最初は自信がないパッチだろうと出すことが大切 仕事で踏んだOSSのバグの修正について「正しい直し方かどうか分からないのでOSSに出せない」ことがあったのですが、RubyKaigi 2016で、OSSメンテナーのyahondaさんから「自分だってどう直したら正しいかは知らない(けど直しているんだ)よ」と言われ、目から鱗が落ちる体験をしました。 以来、大きく気持ちが変わり、たとえベターでも問題解決さ
この記事はSmartHR Advent Calendar 2020 11日目の記事です。 僕のお手伝いしているSmartHRでは、毎週バックエンドエンジニアが集まり、技術的なトピックについて共有、相談しあうミーティングを開催しています。そのミーティングでは僕がTipsなどを共有するコーナーが常設されています*1。 このエントリでは、そのコーナーで共有した内容をひとつ紹介します。 APIに制限をかける方法について APIを外部に提供するとき、一定の制限をかけてユーザがAPIを乱用するのを防ぐことはよくあることではないでしょうか。素直に考えると「1時間に5000回までAPIを実行できる」のようなやり方を思いつきますね。GitHubのAPIもそのやり方ですし、SmartHRのAPIも同様です。 じゃあそれでいいのでは。となるかもしれませんが少し待ってください。いろんなクライアントがAPIを大量に
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