先日、「バックラッシュ なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?」という本を読みました。 日本の女性運動は、2000年に男女平等を推し進めることを目指した男女共同参画社会基本法なる法律が施行されたことで一応の目標を達したといわれています。 この男女共同参画社会基本法の成立を機に教育現場では、社会的性別(ジェンダー)に対する一般通念にとらわれず、 人それぞれの個性や資質に基づいて、自分の生き方を自己決定出来るようにするという理念を掲げたジェンダーフリー教育が導入されるのですが、 ジェンダーフリーの名の下に男女の性差を完全に否定した教育や、過激な性教育が行われているという批判が保守派から沸き起こって、 ジェンダーフリー教育を提唱してきたフェミニストたちが、バックラッシュと呼ぶ攻撃に晒されるようになり、 ついには、男女共同参画局より地方公共団体に対してジェンダーやジェンダーフリーという言葉を使用しな