01 女でも男でもない “バケモノ” 02 急速に崩れていく自分 03 「私は女の子として生きていてはいけない人間」 04 「男」として生きる覚悟 05 やっと聞けた、本当のこと ==================(後編)======================== 06 やり直し 07 性分化疾患の人たちとの出会い 08 今度は自分が手を挙げる側に 09 あの時、何があればよかったのか 10 家族をもう一度捉え直す 06やり直し 父との邂逅と、女性としての葛藤 荒れた状態を心配した父からは何度か電話があり、23歳の時、久しぶりに会った父から問い詰められた。 「なんでこんな風になっちゃったんだよ」。 それは、自分が反抗期をこじらせたまま荒れ続けているのだと言っているようにも聞こえた。 「だって私はこういう身体でずっと苦しくて、手術もすごくつらかったんだよ? どうしてそういうことを言う