5月~6月にかけて、家の周りのベランダや壁などコンクリートで小さな赤い虫を見かけることはないですか。なぜ、毎年この時期に出てくるのでしょう?この虫の正体をお教えします。 赤い虫の名前は「カベアナタカラダニ」タカラダニ類は日本で4属13種が確認されています。 私たちが5~6月にかけて目にする小さな赤い虫は「カベアナタカラダニ」という名前の虫で、北海道から沖縄まで人家付近で一番多く見られます。名前の「カベアナ」は壁の穴に入り込むからではなくて、「壁」にいて、眼の後ろに「穴」があることから付いています。また、「タカラダニ」という名の由来は、昔、子どもよく捕まえる虫にタカラダニが寄生していて、赤い宝が付いているように見えたことから、「タカラ(宝)」という名前が付いたそうです。寄生されている虫にとってはありがたくないと思いますが、虫が宝石を付けているように見えたのでしょう。 「カベアナタカラダニ」画