タグ

ブックマーク / francesco3.blog115.fc2.com (2)

  • 受難 飛田新地 鯛よし百番①

    *応接室の内装① 去年OLとこのへんを散策したとき、っていうかするまえ、どうせならせっかくだし鯛よし百番にもいきたいなーそうだねいきたいねって、いやどうだったかな、いきたいっていってたのおれだけのような気もするけれどとにかく、OLの出張まで一週間だか二週間だかをきった頃、憧れの元遊郭に(OLが)予約の電話をいれた。しかし、いまは営業を見合わせているとのことで、楽しみにしていた料亭での事はかなわなかった。サミットが近かったので土地柄いろいろあったのかもしれない。それ以来すきあらばなかんじでたずねる機会をうかがっていたが、そのすきがなかなかなくて、いつかいきたいとおもいながらでもままならない、そんな日々を過ごしていた。のだけれど、さっちゃんが急遽大阪へくることになり、じゃあっていうのですかさず百番いきを提案、すると予約もすんなりとれて(っておれがとったんじゃねえけろ)念願かなってやっとおとず

  • 受難 児童性愛者_ペドファイル ヤコブ・リビング著 中田和子訳

    封筒の消印と写真だけをてがかりに、実在するモニカをさがしだすまでのくだりは、まるでミステリーのようだった。そのスリリングな展開に、冒頭から不謹慎にも魅了されてしまう。つまびらかにされていくのはおぞましい現実だが、次第に謎がとけていく快感、そして昂揚がたしかにあった。ドキュメンタリーだけれども、文体はわりあい叙情的で、そのためかもしれない。ノンフィクションノベル風というか、あたかもサスペンス小説のような読みごこちだ。でもこれはフィクションではない。現実だ。やがてあきらかになるモニカの過去と現在、それはあまり過酷で、あまりにおぞましい。児童ポルノの被写体になったこどもたちの、その後をしりたいと、わたしはひそかにおもいつづけてきた。それはただの下世話な好奇心だ。もしも声をあげたならきっと、わたしのような不届き者の、不躾な視線にさらされてしまう。だからかれらは声をひそめている。よってそれはどこへも

  • 1