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ブックマーク / tahi.hatenablog.com (2)

  • 「なんの役に立つんですか?」の暴力性 - 最果タヒ.blog

    テレビで魚に右利き左利きがあることを発見した教授が出ていて、その話がすごすぎた。餌をとるのに右にばかり曲がる魚とか、魚にも利きというのがあるらしく、しかもそうした魚を干物にすると、右利きは右に曲がって干からび、左利きは左に曲がって干からびる、つまり骨格から利きが決まっているらしい。その比較を見せてもらったときは鳥肌がたったわけで、偉大すぎるだろ、とびびっていたのだけれど、アナウンサーさんは変な研究、と言いたげに苦笑していて、しまいには「なんの役に立つんですか?」という自然科学でもっとも野暮な質問をしてしまっていた。 うーん。「なんの役に立つんですか?」という言葉は、実はいろんなことに投げかけられている。「マンガなんて読んで、なんの役に立つの?」「宇宙なんて研究して、なんの役に立つの?」「絵画なんて観て、なんの役に立つの?」大衆にとってもっとも価値があるのは「利便性」だ。「利便性>娯楽性>芸

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  •  女子フィギュアの結果にアタマが爆発した - MoriyamaMoriko - - 森山森子

    男子が終わったとき、私にはすでにこの結果がうっすらと予測できていましたし、順位に対してはさほど文句もありません。しかしここまで点差が開くことになるとは予想できていませんでした。五輪という舞台でのプルシェンコの敗北、つまりは4回転の敗北が生じたことにはじまり、浅田選手とキム選手のあまりに大きな点差。これはフィギュアスケートがスポーツであることをやめようとしている証であると思います。  ずっと昔、どれほど観客が感動し、拍手でわきあがろうとも、採点はそれらから切り離されたものでした。観客はあくまで演技をパフォーマンスとして見ており、スポーツとしてみていません。美しさがすべてあり、素人には見分けにくい難度の差などどうだっていいことなのです。だからこそ観客に決して歩み寄らない採点が、スポーツの残酷なほどの美しさをさらに際立たせていました。私はそうしたことがフィギュアスケートという競技を輝かせ続けてい

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