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ブックマーク / miyakichi.hatenadiary.jp (6)

  • マツダ先生(仮名)の思い出、あるいは議論の仕方を習ったことのない人はやっかいだということ - みやきち日記

    あたしが小学5〜6年生だったときの担任・マツダ先生(仮名)は、クラスで話し合うとき生徒にたったひとつのルールを課しました。そのルールとは、「意見を言うときは、必ず理由を言わなければならない」というもの。これは鉄の掟で、例外は許されませんでした。今にして思うとこれはすばらしい教育で、あたしはマツダ先生にものすごく感謝しています。 このルール下だと、「今度クラスのレクリエーション時間でどんなスポーツをやるか」なんて議題で話し合うとき、ただ各自で 「バスケがいいでーす」 「ソフトボールがいいでーす」 「ドッジボールがしたいでーす」みたいに提案だけしていきなり採決ってのはダメなわけ。提案するには、絶対に「なぜ自分はクラスでこのスポーツをやるのがいいと思うのか」を言わなきゃいけないんです。 そうなってくると、「自分がバスケが好きだから」クラス全体でバスケをするべきだなんて言えないわけですよ。いくら小

    マツダ先生(仮名)の思い出、あるいは議論の仕方を習ったことのない人はやっかいだということ - みやきち日記
    pita-gora
    pita-gora 2012/01/18
  • 「ホモフォビアを表明してどこが悪いのか」って、そりゃ、強者にだけ都合がいい序列パターンの維持につながるところだよ - みやきち日記

    大学時代の社会学のノートを整理してたら、Conflict Theory(抗争理論)のところに、こんなことが書いてありました。 階層化→社会的強者(権力がある側)と弱者(権力がない側)の序列のパターン→強者の利益の最大化のため、序列のパターンが維持・強化される 序列のパターンを維持強化するには、そのパターンを正当化する必要性がある 正当化のため、イデオロギーの浸透が図られる 権力側による抑圧(coercion)は物理的な強制ではなく、強者の価値観を弱者にソフトに注入するかたちで行われる これ読んで思い出したのが、アニメ『放浪息子』をめぐるホモフォビックなツイートをめぐるこちらのまとめのこと。 Togetter - 「「放浪息子」をめぐるホモフォビア(同性愛嫌悪)」 この中で、「ゲイは勘弁してください」「さりげなくゲイ臭を出してて恐かった」「なんかホモがいる…なにこれこわい……」などのツイート

    「ホモフォビアを表明してどこが悪いのか」って、そりゃ、強者にだけ都合がいい序列パターンの維持につながるところだよ - みやきち日記
  • 同性愛が不自然だと言っているのは、生物学ではない。あなたでしょう? - みやきち日記

    Togetter - まとめ「ピクシブ腐問題を受けてナマモノ腐者からのひとりごと」を読んでて、題とはちょっと違うところでびっくりすることがあったので、以下引用。強調は引用者によります。 「何故腐ネタが叩かれるのか」を考えるのも大事ですが、「何故、腐ネタを描く人の多くがそれを隠したがるのか」を考えるのも大事なのではないでしょうか。「攻撃される」=「それを不快に思い傷つく人がいる」という事ではないでしょうか。最近は同性愛への理解も深まり性の自由に肯定的な人も増えてきましたが、生物学的に不自然な性行動に対する嫌悪感は生理的なものです。 皆さんおっしゃるように、これはとても…とてもデリケートな話だと思うのですよ。 chun_tanaka 2010-04-20 18:00:35 えええええー。「生物学的に不自然」って、どこの惑星の生物学ですかそりゃ。 と思ったら、同じ方の発言に、 なぜ私がこんなに

    同性愛が不自然だと言っているのは、生物学ではない。あなたでしょう? - みやきち日記
  • 「許すこと」なんてくそくらえ - 「鏡の法則」について - みやきち日記

    鏡の法則(ハンカチを用意して読め!) 追跡「鏡の法則」 こいつらはカルト鴨 「鏡の法則」を読んで、どうにもうさんくさい話だと思っていたところ、やっぱりカルトではないかという指摘が出てますね。 さて、では、カルトではない宗教では、「許すこと」をどのようにとらえているのでしょうか。下のエントリで取り上げた『リンダの祈り - 性虐待のトラウマからあなたを救うために』(リンダ・ハリディ=サムナー、集英社)に、ちょうどいいエピソードが出ていたので紹介しておきます。 このの著者リンダ・ハリディ=サムナーは父親による性虐待の被害者で、「加害者を許して忘れなさい」とか、「お父さんを許さなければ癒されない」というようなアドバイスに納得がいかず、苦しんだと書いています(p117-118)。ちなみにリンダの父親はリンダを「虐待し、許してほしいとせがみ、二度としないとも言ったが、また虐待を繰りかえした」(p11

    「許すこと」なんてくそくらえ - 「鏡の法則」について - みやきち日記
  • ミニスカートが作られた目的は、誘惑じゃなくて税金対策 - みやきち日記

    産経新聞に曾野綾子氏が書いたコラムが話題を読んでいるようです。全文は強姦するのが男の性なら去勢するのが自己責任でしょ - フランチェス子の日記で読めますので、未読の方はまずそちらをどうぞ。 あたしがこのコラムで気になったのは以下のくだりです。 ヨーロッパ在住の日人が驚いているのは、日の女子校が、どうして制服にあんな短いスカート丈を許すのか、ということである。あれでは男たちに手を出してください、といわんばかりですね、と彼らは言う。 太ももの線丸出しの服を着て性犯罪に遭ったと言うのは、女性の側にも責任がある、と言うべきだろう。なぜならその服装は、結果を期待しているからだ。 それ、根底から間違ってますよ曾野綾子さん。 ミニスカートは1950年代に英国でマリー・クワントによって発明されました。クワントがミニスカートを作った目的は男性の誘惑ではなく、 税金対策(当時の英国では丈が短ければ『子供服

    ミニスカートが作られた目的は、誘惑じゃなくて税金対策 - みやきち日記
  • 『MILK(上・下)-ゲイの「市長」と呼ばれた男、ハーヴェイ・ミルクとその時代』(ランディ・シルツ[著]/藤井留美[訳]、祥伝社)感想 - みやきち日記

    MILK(上)-ゲイの「市長」と呼ばれた男、ハーヴェイ・ミルクとその時代 (祥伝社文庫) 藤井 留美 祥伝社 2009-04-14 売り上げランキング : 135581 Amazonで詳しく見る by G-Tools MILK(下)-ゲイの「市長」と呼ばれた男、ハーヴェイ・ミルクとその時代 (祥伝社文庫) 藤井 留美 祥伝社 2009-04-14 売り上げランキング : 129213 Amazonで詳しく見る by G-Tools 学ぶこと多し。ゲイ・レズビアン必読の良書 アカデミー賞作品『MILK』で話題となったゲイの政治家ハーヴェイ・ミルクの伝記です。これは良書。少なくともセクマイなら読んで損なし。単なる偉人伝ではなく、ミルクの生きた時代のゲイをとりまく状況が克明に描かれていて、しかも現代にも通じる部分が多いんです。あたし自身に関して言うと、自分もまた同性愛者でありながら、しかも自サイ

    『MILK(上・下)-ゲイの「市長」と呼ばれた男、ハーヴェイ・ミルクとその時代』(ランディ・シルツ[著]/藤井留美[訳]、祥伝社)感想 - みやきち日記
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