不妊治療を早く始めたほうがいいのはなぜ? 女性の卵巣内にある卵子は新しく作られることはなく、生まれた時から徐々に数が減っていき、質そのものも低下していきます。個人差はあるものの、30歳を超えると自然に妊娠する力は少しずつ低くなり、30歳代後半になると急激に低下します。 不妊治療を行った場合でも、30歳代後半から妊娠する確率は低下し、流産する確率は増加します【図1】。つまり、「年齢が高くなると妊娠しにくくなるから不妊治療をする」のではなく、「年齢が高くなると不妊治療をしても妊娠しにくい」ということです。同様に、男性も女性ほどではありませんが、年齢が高くなるとともに精子の質や精巣機能が徐々に低下します。このため、妊娠を望むカップルは、できるだけ若い時期に不妊治療を始めることが望まれます。 ※1:ART (Assisted Reproductive Technology:生殖補助医療)とは、体内
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