(国際ジャーナリスト・木村正人) [ロンドン発]「日本企業の富士通はどのようにポストオフィス(郵便事業のうち窓口業務を引き受ける英国国有の非公開株式会社)のスキャンダルの一端を担ったか」という見出しが10月14日、英BBC放送ニュースサイトに踊った。記事は、富士通こそがポストオフィスの勘定系システム「ホライゾン」が引き起こした大冤罪事件の核心だと指摘している。 (参考:外部サイト)https://www.bbc.com/news/business-61020075 「ホライゾンって何?」 BBCの大井真理子記者のリポートによると、富士通に40年近く勤めた元社長は大冤罪事件について聞かれ「ホライゾン? ホライゾンって何?」と答えたという。 現社長の時田隆仁氏は、1999~2015年にかけホライゾンで生じた現金不足のため身に覚えのない罪に問われ、文字通り塗炭の苦しみを味わわされた民間受託郵便局
![郵便局長が次々と犯罪者に、富士通の勘定系システムが生んだ英国の大冤罪事件 買収した英IT企業が開発したシステム、富士通は被害を止められなかったのか | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9abae6198bc9884b565c4a0d326e0b96c38504c9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2Fe%2F1200mw%2Fimg_ce16793af326eebc1f9a8a7a612aee082124378.jpg)