各キャリアの夏モデルで目立ったのが、家電ブランドの名を冠した携帯が増えた点。AQUOS、ウォークマン、EXILIM、BRAVIAなど、その数は増える一方だ。携帯電話は今後、さらなるソフトウェアの共通化が進み、“デバイスとデザインで勝負”する時代になるのも時間の問題といわれている。 こうした流れの中、“非家電系”端末メーカーはどんな方法で戦うのか──。最新モデル「N904i」を紹介するイベントで、NECの開発陣が今後の端末戦略を説明した。 NECのクリエイティブスタジオを率いるチーフクリエイティブディレクターの佐藤敏明氏(左)とNEC モバイルターミナル事業部の小島立事業部長(中)、同商品企画部の大澤斉グループマネージャー(右) NECの最新モデルN904iは、著名なデザイナーとして知られるステファノ・ジョバンノーニ氏がデザインを手がけた端末。イタリアで開催されたミラノサローネで初披露され、
安くて設備充実のホテル、秘密は“FeliCa+会員制”――福岡「KESAKAイン」:おサイフケータイでチェックイン(1/3 ページ) 10月24日、KESAKAシステム、オリエントコーポレーション、伊藤忠商事の3社が協同で、会員制のビジネスホテル「KESAKAイン」をオープンした。KESAKAインの最大の特徴は、利用者の認証とホテルの鍵システムとして、“FeliCa電子錠”を導入していることだ。FeliCaカード型の会員証とおサイフケータイで宿泊が可能であり、将来的には無人化も視野に入れた、新機軸のビジネスホテルだという。 FeliCa電子錠は、KESAKAシステムが開発しているFeliCaチップを「電子鍵」として利用する鍵システムで、主に新築マンションを中心に導入が進んでいる。FeliCaカードやおサイフケータイの鍵をかざすと物理的に扉が開閉するのはもちろん、鍵の情報を書き換えることによ
FeliCaの個々の機能に立ち返ってみると、レスポンスのよさや、モバイルFeliCaで効果を発揮するマルチアプリケーションの部分が注目される。だが、今後の発展を視野に入れると、FeliCaのセキュリティ機能の高さを生かした「個人認証」分野での利用も重要になるという。 “FeliCa+PC”で個人認証 「今では職場や家庭でPCは『1人1台』になってきていますが、一方で情報漏洩のリスクが高まっている。こういった1対1の関係にあるPCのセキュリティロックなどでも、FeliCaは使えます。例えば、FeliCa社員証や(個人の)おサイフケータイを鍵代わりにすることができるのです」(谷井洋二・FeliCaビジネスセンター センター長) PCからの情報漏洩を防ぐセキュリティ機能としては、従来からある暗証番号方式の他に、レノボのThinkPadなどが積極的に搭載する指紋認証システムがある。それらに対するF
JR東日本をはじめとする大手企業での活発な採用、携帯電話と融合した「おサイフケータイ」など、FeliCa/モバイルFeliCaは非接触IC技術の中でも、商用化が最も進んでいる。民間向けでいえば、事実上の標準(デファクトスタンダード)の位置を占めていると言っても過言ではない。 今日の時事日想は特別編として、ソニーにとってのFeliCa/モバイルFeliCaの意義やビジネス戦略について、ソニーFeliCaビジネスセンター長、谷井洋二氏へのインタビューを元にお届けする。 FeliCaはソニー初の“インフラ事業” ソニーという企業にとって、FeliCa事業は異色の存在である。なぜなら、ソニーの基本は主にコンシューマー向けのエレクトロニクス製品であり、その後コンテンツや金融にビジネスを広げたものの、これまでFeliCaのような「インフラ事業」は手がけてこなかったからだ。ソニーにとっての“FeliCa
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