オバマ次期大統領が語った図書館,ライブラリアンの役割(米国) 2008年11月4日に行われた米国大統領選挙で歴史的な勝利を収め,次期大統領に当選したオバマ(Barack Obama)氏は2005年6月,地元・シカゴで開催された米国図書館協会(ALA)年次大会のオープニングセッションの基調講演を務め,図書館・ライブラリアンの役割をたたえる演説を行っている。 「聖書において,ヨハネの福音書はこう始まっている。『初めに,言葉があった』。これは聖書の中で特別な意味を持つ言葉だが,より広い意味で言えば,言語,書くこと,読むこと,コミュニケーションを行うこと,そして文化を伝え,一つの人民として我々を結びつける手段の一つである本は,決定的に重要なものだ,と語る言葉なのだ」。 このように始まった演説の中でオバマ氏は,図書館を単に本やデータを蓄積する建物ではなく,より大きな世界への窓,米国や人類の歴史を前進
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