副都心線の東新宿駅などの改札前で遅延情報を配信する「運行情報ディスプレイ」が稼働している。改札を通って電車に乗ろうとしたら事故が発生して足止め、約束の商談に間に合わない――こんな事態を未然に防げるデジタルサイネージだ。 「改札を通って電車に乗ろうとしたら事故が発生して足止め、約束の商談に間に合わない」。こんな経験があるビジネスパーソンも少なくないはず。電車の遅延が起こった場合、多くの場合は駅の中にあるLEDの電光掲示板で状況を確認することしかできなかった。 電車に乗る前に遅延情報を知りたい――ユーザーのこんな要望に応えるサービスを提供しているのが東京メトロだ。同社は、遅延情報をリアルタイムに伝えるデジタルサイネージ(電子看板)を、東新宿駅など副都心線(渋谷―和光市間)の9駅で稼働させている。副都心線は6月14日の開業当初、電車の遅延が起こりダイヤの乱れが生じていたが、デジタルサイネージの導