海と山に囲まれた、風光明媚な観光地として知られる鎌倉。「古都鎌倉」とも呼ばれるこの土地には、寺や神社など、歴史的な建造物も数多く残っている。都心からもそう遠くない場所にあるのに、しっとり落ち着いた空気があるため、「この街に住みたい!」という人も後を絶たないらしい。 そんな鎌倉を舞台にした作品は数多く、『とめはねっ! 鈴里高校書道部』(河合克敏/小学館)や『青い花』(志村貴子/太田出版)、『鎌倉ものがたり』(西岸良平/双葉社)など、マンガの舞台として扱われることも多い。なかでも鎌倉の魅力がたっぷり詰まっているのが、12月10日に5巻が発売された『海街diary』(吉田秋生/小学館)。第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した本作は、「このマンガを読め!2008」で第1位に、「このマンガがすごい!2008 オンナ編」では第2位、「マンガ大賞2008」でも第3位にランクインするなど、