民主党の渡部恒三・元衆院副議長は9日、都内で開かれた読売国際会議2009(読売国際経済懇話会=YIES、読売新聞社共催)の秋季フォーラムで、同党が衆院選の政権公約(マニフェスト)で掲げた子ども手当が実現しなかった場合、離党する考えをほのめかし、会場を沸かせた。 渡部氏は、子ども手当について、「自民党がやってきた公共事業やバラマキでもない。子どもは国の宝で、皆さんが育てて下さっているお手伝いを、国がさせて頂く」と意義を強調。そのうえで、冗談交じりの離党への言及となった次第。 子ども手当に関しては、政府内に財源難を理由とした慎重論がある。渡部氏は、子ども手当が衆院選圧勝の大きな要因と見ているようで、何としても実現すべきだと鳩山政権に訴える狙いがあったようだ。