2017年12月30日のブックマーク (7件)

  • 新日本製薬、各自治体と薬用植物「甘草」の国内栽培へ。国内需要10%・200トンの生産を目標

    新日製薬は、全国の地方自治体と提携して、漢方薬の約7割に用いられている、薬用植物「甘草」の国内栽培に取り組んでいる。新潟県胎内市や熊県合志市、青森県新郷村と、甘草の栽培研究で調印を結んだほか、島根県・宮城県とも提携。5つの自治体で甘草の栽培化に向けたプロジェクトが進行中である。 同社の計画では、5年後には、漢方薬原料となる甘草の国内需要分の10%を生産し、海外輸入に依存する甘草栽培で先導役を担う考え。薬用植物の栽培事業に取り組み、地域振興をサポートしながら、日の健康産業を担える会社を目指したい、という。 甘草は漢方方剤の約7割に用いられているが、全て中国からの輸入に依存している。用としても利用されており、消費量が増加したため、資源の枯渇も懸念されている。 そのため、中国政府は採取制限を強化し、輸出規制も設けた。その結果、世界的な需要の高まりを受け輸入価格が高騰。国内の安定供給に懸念

    新日本製薬、各自治体と薬用植物「甘草」の国内栽培へ。国内需要10%・200トンの生産を目標
  • ツムラ、中国の研究機関との共同研究により甘草(カンゾウ)の栽培技術を確立

    レアプラント(希少品種・植物)として注目されている甘草について、国内による植物工場の栽培研究が進む中、ツムラでは2001年から中国現地にて栽培化に関する研究を行っている。 今回、同社では日の医薬品規格基準にかなう成分量(主成分:グリチルリチン2.5%以上)を超える甘草を、従来の栽培期間3年から1年3カ月に短縮させる栽培に成功した。栽培方式は植物工場のような施設ではなく、基的には露地栽培に近い。 株式会社ツムラは、中国医薬保健品股份有限公司(中国医保公司)、北京中医薬大学との共同研究により、漢方薬の原料生薬である「甘草(カンゾウ)」の栽培技術を確立し、中国において、特許権の登録手続きを完了しました。 甘草は、医薬品、品、化粧品などの原料として使用される重要な生薬ですが、そのほとんどは、中国北部の乾燥地帯に自生している野生品に依存しているのが現状です。そのため、甘草の需要増加に伴い、乱獲

    ツムラ、中国の研究機関との共同研究により甘草(カンゾウ)の栽培技術を確立
  • 鹿島建設、千葉大などと共同で植物工場による薬用植物「甘草」の栽培技術を確立へ

    薬用植物をはじめ遺伝資源を国内で安定的に確保・供給することが求められる中、鹿島建設、独立行政法人医薬基盤研究所、千葉大学は共同で、薬用植物「甘草(カンゾウ)」の植物工場による水耕栽培に日で初めて成功し、植物工場で残留農薬の危険のない均質な甘草を短期間、かつ安定的に生産できる栽培システムを開発した。 漢方薬の原料(生薬)としての甘草は現在、国内使用量の100%を海外からの輸入に依存していますが、この水耕栽培システムにより、植物工場で均質な甘草を短期間に国内生産することができ、薬用植物の国内栽培普及に向けた新たな動きが加速するものと期待されます。 薬用植物は根に薬効成分を蓄積していることが多いため、今後は他の種類に対してもこの栽培システムの適用、採算性の検証を進めていきます。 開発の背景 最近話題になっている植物工場では、葉物(レタス等)の栽培が一般的ですが、工場普及の課題は採算性であり、収

    鹿島建設、千葉大などと共同で植物工場による薬用植物「甘草」の栽培技術を確立へ
  • 三菱樹脂、完全人工光型植物工場にて薬用植物・甘草(かんぞう)の栽培研究をスタート

    三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱樹脂は、ベンチャー企業のグリーンイノベーションと共同で、漢方薬などの原料となる薬用植物の完全人工光型植物工場による栽培研究に乗り出すと発表した。 子会社で農業資材を販売するMKVドリーム(現在は三菱ケミカルアグリドリームに社名変更)が、茨城県つくばみらい市の工場内に設けた植物工場で10月から試験栽培を始め、2年後の実用化を目指す。 MKVドリームが農家向けに販売している苗の育成装置「苗テラス」などを活用。漢方薬や化粧品、品の原料に使われている薬用植物の「甘草(かんぞう)」を栽培する。グリーンイノベーションは中国から種子輸入などで協力する。 同社では、すでに甘草(かんぞう)内の主要成分の一つである「グリチルリチン」などの薬効成分を含んだまま、種から苗に育てることに成功している。今後は大量に栽培する技術の確立を目指すほか、グリチルリチンの抽出方法も研究す

    三菱樹脂、完全人工光型植物工場にて薬用植物・甘草(かんぞう)の栽培研究をスタート
  • 常磐植物化学研究所、医薬品漢方・生薬エキスの製造事業に参入

    常磐植物化学研究所は2011年8月1日より、医薬品漢方エキス・生薬エキスの製造事業に参入する。同社は、昭和24年から医薬品製造業を取得し、グリチルリチン、センノサイド等の医薬品原薬を製造している。 同社では2006年10月、最新鋭の医薬品GMP工場を整備している。今回の新規事業について「弊社では、甘草はじめ漢方薬原料の安定供給ルートも創業以来確保している。 一方で、近年の漢方薬市場の拡大に伴い、取引先のニーズが拡大したことから、格参入を決めた」と説明している。 漢方・生薬製剤市場は、一般医薬品が改正薬事法の混乱などで低迷する中で、穏やかな効き目や素材の安心感などから堅調に推移している。 市場規模としては、2000億円を越えると推計されているが、今後も市場拡大が見込まれている。 千葉県内に保有する4万平方メートルの敷地には研究所・品、医薬品の抽出・精製工場などを構え、同社の研究開発拠点と

    常磐植物化学研究所、医薬品漢方・生薬エキスの製造事業に参入
  • 三菱樹脂グループと千葉大、2009年の公募事業にてトマトの植物工場を建設

    三菱樹脂株式会社、MKVドリーム株式会社(現在は三菱ケミカルアグリドリームに社名変更)を中心としたコンソーシアムは、農林水産省によるモデルハウス型植物工場の実証・展示・研修事業として、千葉大学環境健康フィールド科学センター内に、太陽光利用型の植物工場施設を建設した。 三菱樹脂グループでは、農業資材のトップメーカーであるMKVドリーム社を中心に、農業ハウス用機能性被覆資材や水耕栽培(養液栽培)、閉鎖型苗生産システム(完全人工光型)、補光システムなどを活用した太陽光利用型植物工場の開発に取り組んでいますが、2009年に植物工場ビジネスの普及・拡大を目的とした農林水産省による植物工場実証・展示・研修事業が公募され、三菱樹脂、MKVドリームを中心とした三菱樹脂グループ会社も、コンソーシアム(オーガナイザー:千葉大学 丸尾准教授)を構成し、千葉大学を中心としたプロジェクトに参画しました。 私たちのコ

    三菱樹脂グループと千葉大、2009年の公募事業にてトマトの植物工場を建設
  • 世界の水耕栽培プラント、その市場規模は? – 一般社団法人イノプレックス