東日本大震災からの復興をテーマに東北6県の祭りが集まる「東北六魂祭」が、6月の福島市での開催を最後に終わる可能性のあることが分かった。実質運営者の電通パブリックリレーションズ(東京)が示唆した。六魂祭は2011年に仙台市で始まり、翌年に盛岡市で開かれ、今年で3回目。被災3県での開催で打ち切りとなり得る事態に、開催継続を望む未開催の青森、秋田、山形3市は困惑している。 同社の担当者は取材に対し「現時点では次回以降開催しない可能性がある」と述べた。 理由は明らかにしていないが、スポンサーの減少や、会場の交通規制をめぐる地元自治体との交渉の負担が重いことがネックになっているという。山形市幹部の話では、日本海側の開催だと集客が思うように望めないことも一因になっている。 仙台市によると、六魂祭を始めるに当たり、同市での初回開催は決定されたが、それ以降の開催回数や開催地の順番は明確には決まってい