(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は11日、米カリフォルニア州バンデンバーグの空軍基地から、地球観測衛星「ランドサット」の8号機を載せた「アトラスV」ロケットを打ち上げた。 8号機はスポーツ用多目的車(SUV)ほどの大きさ。NASAが8億5500万ドル(約804億円)の予算をかけ、数年前から開発を進めていた。打ち上げの後、予定通り地球周回軌道に入り、ソーラーパネルの展開も成功。今後3カ月の試用期間を経て、本格的に稼動する見通しだ。 ランドサットの1号機は1972年に打ち上げられた。以来、都市化や水の利用状況、農作物の分布、東日本大震災のような災害などを宇宙からとらえ、地上に画像データを届ける観測プロジェクトが、代々受け継がれてきた。 現行の7号機は99年から予想寿命の5年をはるかに超えて、宇宙から画像を送り続けてきた。ただしスキャナーに不具合が生じたため、画像の一部が欠損している。近年の
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