[トリポリ 23日 ロイター] 内戦下のリビアでは、反体制派が挟み撃ち攻撃を仕掛け、首都トリポリを事実上制圧し、カダフィ政権の終わりが近づいているとみられるなか、政府軍が、カダフィ大佐の居住区兼軍事施設があるバーブ・アジジヤ地区周辺で激しく反撃、戦車や狙撃兵を展開している。 ただ、政府軍が掌握しているのは、要塞があるこのわずかな地区のみとみられ、カダフィ大佐は追い詰められている。 大佐の所在は分かっておらず、反体制派は、大佐の後継者とされる次男のセイフ・アルイスラム氏を含む息子3人を拘束したとしている。 オバマ米大統領は、戦いはまだ終わっていないものの、42年にわたるカダフィ大佐の独裁政権は終わったとの認識を示し、流血の事態を収束させるため、同大佐に降伏を促した。 大統領は、リビア国民に対し「あなたがたの革命はあなたがた自身のものだ。国民が値するリビアは手近にある」と語りかけ、軍の派遣では