「お待たせして申し訳ありません。(バンキシャの誤報は)重大であると認識して辞任を決意しました」 報道番組「真相報道バンキシャ!」の裏金証言報道で16日引責辞任した日本テレビ放送網の久保伸太郎社長(64)の辞任記者会見は報道陣への対応方法が二転三転、久保社長が2度も報道陣に陳謝する異例の事態となってしまい、後味の悪さを残した。 最初の会見は午後4時から東京都港区の日本テレビ本社18階の会議室で行われた。日テレ側は、「入室は1社1人、カメラでの撮影は禁止」との報道機関としては異例ともみえる規制を設け会見を実施。2階の受け付け前には会見に入れなかった各社の記者やカメラマン約30人が集まり、広報担当者に約20分にわたり説明を求めた。 途中、その様子を撮影していたカメラマンと広報担当者がもみ合いとなり、騒然とした雰囲気になる場面も。ある記者は「異様というより異常としか思えない」と吐き捨てた。 日テレ