急死したノアの三沢光晴さん(享年46)は、3年前から体調不良を訴えていた。高校時代からの親友で、現在は千葉県レスリング協会の理事を務める佐藤秀男さん(46=会社員)が15日、日刊スポーツに明かした。40代半ばに差し掛かるころから「とにかくバテる」と話す一方で「試合に出ないと集客に影響する」と看板選手としての苦悩も吐露していたという。昨年末からは首の違和感を気にするしぐさが顕著になり、今年2月に都内で会った際には、佐藤さんが首の精密検査を勧めていた。 ノアの社長で看板選手という責任を背負い続けた三沢さんも、親友には本音を漏らしていた。3カ月に1度は一緒に食事をしていたという佐藤さんが、異変を感じ始めたのは「3年ぐらい前」だという。頻繁に首をさすりながら気にするようになった。そして「疲れが取れるのに3日はかかる。血液の循環が悪いんだろうな。10分か20分のスパーリングでも、とにかく疲れる」と話