ワコムが開催したプロカメラマンによるフォトレタッチセミナー「Wacom Creative Seminar」では、魚住誠一氏、吉田繁氏のセミナーに続き、諏訪光二氏のセミナー「視線を誘導する覆い焼き、焼き込み」が行われた。セミナーで諏訪氏は、レタッチによって写真を作品に仕上げるまでの行程やセオリーを紹介した。 諏訪氏は自然・風景の写真を撮りながら、講師としても活躍するカメラマン。ペンタブレットを使ったレタッチは20年前から行なっており、「ペンタブレットは作品制作には欠かせない機材だ」と語る。当然のごとく、ペンタブレットとマウスでは操作性がまったく異なるため、初心者には敷居が高い。諏訪氏は「初めは誰も使いこなせません。なので2~3日間、無理矢理でもいいので使い続けてください。それを乗り越えたら、もう手放せなくなります。ただ、初心者に気をつけてほしいのは指先に力を入れすぎようにすること。ペンの中心