7月7日、ハイドゥク・スプリトがキャンプを張るオーストリアのバード・クレインキルヘイムの宿舎で、伊野波雅彦(25)の入団記者会見が行われました。手にした背番号は阪南時代から愛着があり、愛娘の誕生日にもちなむ「19」。新たなクラブや環境での挑戦を前向きに語り、その姿勢にクロアチアのメディアも賞賛しているわけですが、どうも日本での報じ方は異なるようです。 現地取材しているのは4名。クロアチア人記者2名と私の友人であるカメラマン、そしてもう一人は共同通信ローマ支社から来たと思われる日本人女性記者のようです。いかんせん、その共同通信が配信した『伊野波がクロアチア移籍で会見 「早く次のレベルに」』という記事は見出しからも読み取れるように、まるで腰掛発言となっています。そして共同通信のニュースをそのまま配信したメディア各社も「早く次のレベルに」。記事の文字数が限られてるとはいえ、文脈の中からその部分だ