最近よくライトノベルの、それも売上とか売れ行きについての記事をネット上でよく見かけるのですが、それらを読んでいると、ライトノベルの売れ方についていろいろと勘違いをしている記事がかなりの割合であったりします。売上の正確なデータというのは公開されてはおらず、印象論で語らないといけない部分が多いのは確かですが、それでも些細なこと、たとえば雑誌の特集の組み方だとか、折り込みチラシの配置順だとかを考慮するだけで分析の正確さはかなり高まるはずです。そうしたことに目を向けず、ただただ主観だけで語っている記事が非常に多いように感じますので、ここで一度、ライトノベルの売れ方について最低限これくらいは知っておいて欲しい、というのを書いておこうと思います。 ライトノベルの主要読者層は中高生である 確たるデータがあるわけではないですが、これについてはほぼ自明でしょう。基本的には「ライトノベル=こどものよみもの」で