ともすれば「予定調和で閉鎖的」と批判されることも多い政府の審議会や懇談会。去年10月から始まった内閣官房行政改革推進本部の「国・行政のあり方に関する懇談会」は、活発な意見が交わされる開かれた議論の場を目指そうと、インターネット中継やツイッターによる意見の受け付けなどさまざまな試みを続けています。 30日開かれた4回目の会議では、政府としては初めて、グラフィックレコーディングと呼ばれる手法を取り入れました。どのような効果があったのでしょうか。 (ネット報道部 山本智) グラフィックレコーディングとは グラフィックレコーディングとは、会議での意見のやりとりや議論の流れをイラストや文字を使って分かりやすく視覚化する手法のことです。視覚化された内容は参加者にリアルタイムで共有されます。こうすることで議論を活性化させるねらいがあるのです。 会議では、早稲田大学大学院でジャーナリズムを学ぶ学生と