ミャンマーで抑圧されているイスラム教徒の少数民族とみられる人など、合わせておよそ1600人を乗せた船が、インドネシアやマレーシアに相次いで漂着しました。 さらに、マレーシア北西部のランカウイ島でも、10日夜遅く、ロヒンギャとみられる人たちなどおよそ1000人が乗った3隻の船が漂着しました。 イスラム教徒の少数民族、ロヒンギャの人たちは、仏教国のミャンマーで抑圧されていて、国籍も認められていません。国連によりますと、ミャンマーなどから船で出国を図ろうとしたロヒンギャの人たちは、ことし1月からの3か月間だけで、去年の同じ時期の2倍近い2万5000人に上るとみられ、国連や周辺国は対応に追われています。