1975年大阪生まれ。大阪外国語大学(ヒンディー語専攻)卒業。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。京都大学人文科学研究所研修員。南アジア研究の若き俊英。ヒンドゥー至上主義の民族奉仕団(RSS)や世界ヒンドゥー協会(VHP)に体当たりし、ヒンドゥー・ナショナリズムの最前線を生で伝えた『ヒンドゥー・ナショナリズム』(中公新書ラクレ)が大いに注目を集めた。その集大成ともいえる『ナショナリズムと宗教――現代インドのヒンドゥー・ナショナリズム運動』を8月に上梓。4月にも学生時代以来、魅了され続けたインド独立運動の闘士ラース・ビハーリー・ボースの生涯を描いた『中村屋のボース』(白水社)を刊行した。 「インド」「ヒンドゥー・ナショナリズム」という単語を目にして、すぐさま「関係ねえや」と思わないでほしい。中島さんが伝えるインドのナショナリズムは、この日本でも決して他人事ではありません