クラシックやジャズ、Jポップなどの音楽が作中に登場する小説はたくさんある。 その中でも名曲や音楽家が重要な役割を握っているミステリを紹介したい。 ミステリだけではなく、ドビュッシーやラフマニノフといった有名な音楽家についての知識が学べるミステリだ。ぜひ音楽を聴きながら読んでほしい。 シューマンの指 / 奥泉 光 さよなら、ドビュッシー / 中山 七里 おやすみラフマニノフ / 中山 七里 モーツァルトは子守唄を歌わない / 森 雅裕 シューマンの指 / 奥泉 光 シューマンの指 (講談社文庫) 作者:奥泉光 講談社 Amazon 音大のピアノ科を目指していた私は、後輩の天才ピアニスト永嶺修人が語るシューマンの音楽に傾倒していく。浪人が決まった春休みの夜、高校の音楽室で修人が演奏する「幻想曲」を偶然耳にした直後、プールで女子高生が殺された。その後、指を切断したはずの修人が海外でピアノを弾いて
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