北朝鮮のミサイルが日本に飛来しないとみられるため、避難の呼びかけ解除を伝えるテレビ画面=27日午後11時7分、東京都港区 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は28日未明、国家航空宇宙技術総局が27日に偵察衛星を新型の衛星運搬ロケットに搭載して打ち上げたが、失敗したと伝えた。新たに開発したエンジン部分に問題があり、ロケットは飛行中に空中爆発したとしている。 韓国軍は27日、北朝鮮が同日午後10時44分ごろ(日本時間同)、北西部の東倉里(トンチャンリ)付近から黄海の南方向に向けて「軍事偵察衛星」と推定される飛翔(ひしょう)体を打ち上げたのを捕捉。発射から約2分後には北朝鮮側の海上で多数の破片が探知されたという。韓国軍も、空中爆発したと分析している。