デンマーク北部オールボーのクンステン美術館で、イエンス・ハーニングさんの作品「金を持ち逃げ」を鑑賞する女性(2021年9月28日撮影)。(c)Henning Bagger / Ritzau Scanpix / AFP 【9月30日 AFP】デンマークの美術館が、芸術家の男性に900万円以上相当の紙幣を使って自身の過去作を再現するように委嘱したところ、男性により紙幣を横領され、代わりに「金を持ち逃げ」と題した白紙のキャンバスを送り付けられてしまった。 北部オールボー(Aalborg)のクンステン美術館(Kunsten Museum)は芸術家のイエンス・ハーニング(Jens Haaning)さん(56)に、デンマークとオーストリアの平均年収である53万4000クローネ(約930万円)の現金を使い、過去作二つを再現するように依頼。しかし、同美術館のラッセ・アンダーソン(Lasse Anderss