具体的には、既存のプロキシサーバーやファイアウオールの手前に専用のゲートウエイ(GW)を設置してトラフィックを分離する。ゲートウエイには、アプリケーションごとにトラフィックを識別して経路制御する「ADC(Application Delivery Controller)」という装置を利用する。プロキシサーバーをゲートウエイにする方法もある。プロキシサーバーを2段構成にして、1段目のプロキシサーバーでOffice 365のトラフィックを分離する。この方式は既存のネットワーク構成の変更が少ないことが大きなメリットである。 ただし、インターネット回線の圧迫は回避できても、WAN回線の圧迫という問題はクリアできない。このため、Office 365とのトラフィックの予測や運用開始後の継続的なモニタリングにより、Office 365以外のインターネットや社内システムとの通信を圧迫していないかを確認しなけ
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