10月に行われた横浜市会決算特別委員会において、私は横浜市のICT(情報通信技術)政策について取り上げました。横浜市のウェブサイトはわかりにくいという声を耳にします。横浜市のウェブサイトは約14万ページにのぼり、そのうち約10万ページは管理が行き届いていません。他の政令市では1万から3万ページが平均で、多くても5万ページ。10万ページを超えているのは横浜市と神戸市のみです。これは、全体を統括する部署がなく各区局がそれぞれのページを独自に管理しているからです。このような推進体制をとっているのは政令市では横浜市だけであり、私はCIO(最高情報統括責任者)を中心とした体制の必要性を訴えました。 もうひとつ課題があります。ウェブサイトを利用する際のユニバーサルデザインの規格に、ウェブアクセシビリティJISがあります。地方自治体はこれを順守しなければなりませんが、政令市で未だ未対応なのは横浜市と千葉