芸能活動を休止しているお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志氏が、1月22日に文藝春秋などに対し、名誉棄損による損害賠償と謝罪広告の掲載などを求めて東京地裁に提訴した。請求額は5億5000万円である。これに対して、攻撃の手を緩めない「週刊文春」は、2月8日発売号で11人目の新証言を取り上げた。 「闘うメディア」と称される「週刊文春」とはいったいどのような組織なのか──。同誌の元編集長で、現在は文藝春秋総局の総局長を務める新谷学氏の著書『獲る・守る・稼ぐ 週刊文春「危機突破」リーダー論』(光文社)を紐解きつつ、週刊誌に詳しいお笑い芸人の水道橋博士に、週刊文春というメディアの特徴について聞いた。(聞き手:長野光、ビデオジャーナリスト) ──「ダウンタウン」松本人志さんの、性加害疑惑が連日報道されています。このタイミングで、新谷学さんの著書をあらためて読み、どんなことをお感じになりますか。 水道