100年以上の歴史を持ちアメリカを象徴するクッキー「オレオ」を与える動物実験を行ったところ、麻薬と同じ中毒性や習慣性があったと、米国の大学が17日までに研究結果をまとめました。オレオには、コカインやモルヒネ以上の中毒性があるといいます。 研究を行ったのはコネティカット・カレッジのジョセフ・シュローダー准教授(心理学)ら。実験用ラットにオレオや麻薬のコカイン、モルヒネなどを与え、ラットの行動やオレオが脳に与える影響を調べました。その結果、オレオを食べた際には脳内にある「快楽中枢」の神経細胞が、麻薬を与えたとき以上に活性化したといいます。 シュローダー准教授は「この実験でオレオとドラッグに対して脳の特定部位の細胞がどれほど活性化されたかを知ることができた。実にコカインやモルヒネよりもオレオに対して脳のこの部位は強く反応した。このことは糖分と脂肪分の絶妙な配合がハードドラッグ以上に脳にとって中毒