2012年6月19日更新 2012年3月28日公開 独立行政法人情報処理推進機構 技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター 概要 近年の日々加速するビジネススピードは、ビジネスを実現する情報システムの要件に変化をもたらしています。従来、多くの情報システム開発、特に規模の大きなプロジェクトにおいて、「ウォーターフォール型開発」が用いられてきました。しかしこの開発手法の場合、開発前に要件を確定させることが前提となっており、要件の変化への柔軟な対応が求められる昨今の開発に適合させることが難しいと言えます。一方、この変化に柔軟に対応できる開発手法として、アジャイル型開発をはじめとする「非ウォーターフォール型開発」があります。しかし、非ウォーターフォール型開発は、密接なコミュニケーションを必要とするため、従来その多くは、少人数での規模の小さい開発プロジェクトやWebサービスなどの一部のビジ