本稿では、Javaで多次元配列のデータを扱うためのライブラリを実装する方法について説明します。このライブラリでは、APLというプログラミング言語と同じスタイルで、ごく少量のコードを書くだけでデータを変換したり、さまざまな軸に沿ってデータスライスを抽出したりできます。今回は数値データを扱いますが、さまざまな種類の表データを扱うように修正することもできます。 はじめに パーソナルコンピューティングの世界に出現した最初のキラーアプリケーションは表計算ソフトでした。これは当然のことです。数値が詰まった表は、データを表示・分析するための最も簡単かつ有用な手法です。 数値の配列は、数値プログラミングの基礎です。多次元配列を専門的に扱う言語(たとえば、APLや、その後継言語であるJおよびK)がいくつも作り出されたのは、驚くにあたりません。これらの言語の推進者は、配列言語を使うことで、すっきりと理解しやす
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