Torvalds氏は今回の新バージョンについて「バージョン6.1のような盛りだくさんのものではない」としているが、今回のような地道なバージョンもしっかりとテストしてもらう必要があるとしている。 バージョン6.1では、締め切り間際にマージ・リクエストが殺到し、Torvalds氏が「受付期間中に送付するマージ・リクエストを、受付開始前に用意するべきだ」と不満を示すということがあった。今回のバージョン6.2では、そのような問題はあまりなかったようだ。Torvalds氏はすでにバージョン6.3に向けたマージ・リクエストを30件以上受け取っていることを明かし、開発者がマージ・リクエストを受付開始前に用意し始めたことに謝意を示している。 バージョン6.1ではカーネルの記述にRust言語を一部使用し始めるという大きな話題があったが、今回のバージョン6.2では不具合の修正が中心となっている。
