フェイエノールトでプロデビューを果たした宮市。再三チャンスを作った【写真:PICS UNITED/アフロ】 昨年12月31日のニッパツ三ツ沢球技場。前半を終えた時点で1−2で負けているというのに、久御山の選手たちはニコニコ笑いながらロッカールームへ引き上げてきた。 「あまりに宮市くんが異次元で、笑うしかなかった」。試合後、松本悟監督は説明してくれた。 ハーフウエーライン手前でスタートしたドリブルからのアシスト、ペナルティーエリア近辺での高速ワンツーからのゴール。宮市亮のプレーは確かに異次元だった。 あれから2カ月、中京大中京からフェイエノールトへ所属を変えた宮市が、今度はオランダ人を驚がくさせた。2月6日に行われたフィテッセ戦の試合後の記者室で「彼は“日本のメッシ”だな」とオランダ人が語りかけてきた。 「いや、彼は“日本のクインシー”(クインシー・オウス=アベイエ/現在はガーナ代表