政府の原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は22日の参院予算委員会で、東日本巨大地震による東京電力福島第一原子力発電所の事故に関し、「(原発設計の)想定が悪かった。想定について世界的に見直しがなされなければならない。原子力を推進してきた者の一人として、個人的には謝罪する気持ちはある」と述べ、陳謝した。 社民党の福島瑞穂氏の質問に答えた。 班目氏は2007年2月の中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)運転差し止め訴訟の静岡地裁での証人尋問で、非常用発電機や制御棒など重要機器が複数同時に機能喪失することまで想定していない理由を問われ、「割り切った考え。すべてを考慮すると設計ができなくなる」と述べていた。福島氏はこの証言を取り上げ、「割り切った結果が今回の事故につながった」として謝罪を求めた。 班目氏は「割り切り方が正しくなかったということも十分反省している。原子力安全委員会は原子力安
大崎市、鳴子温泉に1000人受け入れ 空室利用で早期入居 宮城県大崎市は、同市鳴子温泉の旅館・ホテルを利用し、市内外の被災者を受け入れることを決めた。仮設住宅を建設する必要がないため、早期の入居が可能で、1000人程度の収容を見込んでいる。市は23日にも石巻市や東松島市、南三陸町を訪れ、受け入れを伝える方針だ。 受け入れは4月1日を目指す。宿泊施設の借り上げ費用は、災害救助法の適用を念頭に、主に国の負担を想定している。震災で客足が途絶えている宿泊施設にとっても、空室を稼働させられる利点があるという。 市は古川地区を中心としたアパートの空き物件を活用し、300世帯程度を受け入れる案も検討している。 大崎市内では21日現在、家屋損壊などで616人が避難所に身を寄せている。市は今回、「被災した市民の支援策に一定の見通しがついた」と判断。市外の被災者も受け入れることにした。宿泊施設などへの入
津波暴威、地区壊滅「見捨てないでくれ」 宮城・山元 JR常磐線坂元駅(左)から西側の広い地域まで津波が押し寄せた=21日、宮城県山元町坂元地区 福島との県境にある宮城県山元町坂元地区は、海岸の約2キロ西側を南北に走る国道6号を越えて津波が押し寄せ、民家などに壊滅的な被害が出た。 町北部は常磐自動車道が堤防となったのに対し、常磐道が延伸していない町南部の坂元地区は被害が広範囲に及んだ。JR常磐線坂元駅は駅舎を失い、線路がホームの先でひしゃげていた。 漁業大石梅雄さん(68)は坂元地区内の磯浜漁港で地震に遭った。引き潮の大きさから、沖に出るよりも近くの建物の屋上に逃げようと決めた。 大石さんは「波は先に相馬の方から、続いて三陸の方からきた。高さは20メートルはあったはず。1隻だけ沖に向かった船は駄目だった」と振り返る。 坂元地区はほぼ全員が住宅を失い避難所生活を送る。副区長磯部正一さん
出荷自粛で農家凍る 福島、原発へ怒り心頭 「ハウス栽培のみ取り扱います」。露地物の販売自粛を伝える張り紙=21日、須賀川市の直売所「はたけんぼ」 東京電力福島第1原発の事故の影響で、福島県は県内全域の農家に牛の原乳と露地物野菜の出荷を自粛するよう要請した。一夜明けた21日には、露地物野菜の自粛対象を一部撤回するなど行政と農業関係者の間で混乱した。 「背筋が凍った」。20日午後9時ごろ、佐藤雄平知事からの要請を受け入れた県農協中央会の庄条徳一会長は衝撃の大きさをこう表現した。形こそ要請だったが、命令に近い強い意志が感じられたという。 中央会は深夜までに県内全17農協の組合長、経営管理委員会会長に連絡。各地の直売所には農協職員が21日朝から出向き、露地物野菜を扱う農家への説明に追われた。 須賀川市吉美根の専業農家の女性(50)に、すかがわ岩瀬農協からメールで連絡があったのは早朝、露地物の
東京電力によると、福島第一原子力発電所の放水口近くで21日、海水をサンプリング調査したところ、国の規制値を上回る放射性物質が検出された。 放射性ヨウ素131は規制値の約126倍、放射性セシウム134は約25倍だった。東電は原子力安全・保安院と福島県に連絡した。 同原発3、4号機への放水や雨で放射性物質を含んだ水が海に流れた可能性があるという。
各専門家のコメントは、その時点の情報に基づいています。 SMCで扱うトピックには、科学的な論争が継続中の問題も含まれます。 新規データの発表や議論の推移によって、専門家の意見が変化することもありえます。 記事の引用は自由ですが、末尾の注意書きもご覧下さい。 Ver.1.3 (110321-13:22, Updated:110401-18:45) この記事はジャーナリスト向けのフリーソースです。東北関東大震災に際し、一般にも公開しています。 記事の引用・転載(二次使用)は自由ですが、末尾の注意書きもご覧下さい。 ※あくまでコメント時の状況に基づいています。ご注意下さい。 津田敏秀(つだ・としひで)教授 岡山大学大学院 環境学研究科(疫学、環境疫学、臨床疫学等) Q. 「内部被ばく」とは何ですか? 被爆には外部被曝と内部被曝の2種類があります。外部被曝は放射線源(放射性物質)が体の外にある時で
(ある読者からのご提案を受けて) 「(放射線が基準以上でも )直ちに健康に影響はありません」 「(タバコを吸っても )直ちに健康に影響はありません」 「(発がん性食品を食べても)直ちに健康に影響はありません」 ・・・直ちに影響がなければOK?? 「(法律で1ミリと決まっていますが?)それは単なる目安です」 「(法律で制限速度が50キロですが?)それは単なる目安です」 「(法律で20才未満は禁煙ですが ?)それは単なる目安です」 ・・・法律の数字は目安? トリックがわかりやすいですね。それでも、主要メディアと専門家は同じ事を繰り返しています.詭弁にめげず、私たちは自分たちで守りましょう。 ・・・・・・・・・別件ですが・・・・・・ 今晩か明日の朝までには、今後の見通しを出そうと思っています. (平成23年3月21日 執筆)
みんなが不安に思っている現在、私のような専門家が(打ち合わせなく、結果として)同じ事を言うことになるのが大切でしょう。そうしないと一般の人は不安に思います.その点では、私とテレビなどに出ている専門家との間にかなりの違いがあります。 本当は違いはないはずです。私も原子力の仕事を長くしてきましたし、第一種放射線取扱主任者ですから、同じ試験問題を解き、合格し、それを元に仕事をしてきたのですから。 そこで、少し深く考えてみました。 政府、テレビの専門家、NHKなどは、福島原発で放射線の汚染の数値が出る度に、「直ちに健康に影響が出るレベルではない」と「冷静に対応」と言っています. 3月21日には高い放射線の下で作業にあたる作業員の被曝について指揮をした人が「直ちに健康に影響ない」と言いました。 なぜ、政府や専門家は「放射線障害を防止する法律や規則」に定められた限度と異なる数値を言っているのでしょうか
住民の被曝(ひばく)量や放射性物質が降る範囲の予測を国が公表していないため、研究者らから批判が出ている。文部科学省が委託した機関が1時間ごとに計算し原子力安全委員会に報告しているが、国は「データが粗く、十分な予測でないため」と説明している。 予測システムはSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測)と呼ばれる。原子力安全技術センター(東京)が、原発の位置、放射性物質の種類や量、放出される高さ、地形などを元に、最新の風向きや風速のデータを加えて計算。日本全域を250メートル四方に区切り、それぞれの場所にすむ人が吸入などで被曝する量を予測する。 同センターによると、11日の地震発生約2時間後から、東京電力・福島第一原発について計算を始めた。放射性のヨウ素や希ガスについて、放出量の見積もりを何段階かに変化させて計算。1時間ごとに2時間後までの被曝予測データを、原子力安全委員会に報告しているという
jagajagapotatoi / しょ~ん 国が公表させないと、国民は不安のどん底だなぁRT @39rapapa: 東電が自発的に公表することはない ( #iwakamiyasumi live at http://ustre.am/eOVh) at 03/21 20:08 jagajagapotatoi / しょ~ん データの公表はしないとダメでしょう。大丈夫なら安心させられるし、危険ならそれに備えた対応ができる。それをやらないのは隠蔽ですね。 ( #iwakamiyasumi live at http://ustre.am/eOVh) at 03/21 20:07
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