【イントロダクション】 アルコールやニコチンに限らず、食べ物やSNSなど日常には依存性のあるものが多くある。依存性を測る指標の一つが神経伝達物質のドーパミンで、これが多く放出されるものほど依存性は高いという。 ギャンブルやゲームなど多様な依存症が社会問題にもなる中で、ドーパミンの性質を知ることは重要ではないだろうか。 本書は、依存症医学の世界的第一人者である著者が、自らの診た患者の例(プライバシー保護のため名前等の詳細は変更)を多く引きながら、過剰摂取をやめる秘訣ひけつを科学的に解説し、まとめている。 神経科学の分野では、脳は快楽と苦痛を同じ場所で処理することがわかっており、快楽ばかりを追求するとバランスを崩してしまうという。また、ドーパミンは、ギャンブルなど「報酬がもらえるかどうかがわからない」という予測不能性に対しても多量に放出されるという。過剰摂取や依存症を避けるために、適量の苦痛が
![これだけで血漿ドーパミン濃度が250%増…不動産で巨万を得た男性がコカイン依存から脱出した驚きの"入浴法" 依存症医学の世界的第一人者が教える"過剰摂取"をやめる秘訣](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/29414843ea7a59d3f3df03ccc115dc1e4a04d558/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2F1%2F1200wm%2Fimg_41308782ffd8017cc7348298b780f214591312.jpg)