すっかり寝正月気分で迎えた元旦。 知人が初詣のついでに立ち寄った。 これから、馬頭観音に行くという。 一緒に着いていった。 東松山市上岡にある馬頭観音は、鎌倉時代の創建と伝えられ、軍馬や農家馬の守り観音として 古くから信仰をあつめてきたそうだ。 混んでいるのではないかと思ったが、ガラ空きで、ご祈祷もすぐやってもらえた。 今年はよい年になりますように。 ひたすら食べてる詩と、完全寝正月の父子。 馬房の東側に昇った初日の出 にほんブログ村 ペット・動物との暮らし ブログランキングへ
ここ最近、馬たちを外へ連れて行ってみたい、外乗と言って、外で乗ってみたいと思うようになった。 なので、週末になると、陽にハーネスを付けて、それを詩の鞍に付けて、丸馬場の中で一緒に歩く練習をしていた。 ただ、楽と詩には誰かが乗って行かなければならないので、もうひとり、馬に乗り慣れた人がいるときにお願いしようと思っていた。 先日、長く流鏑馬をやっている知人が来て、楽と詩に乗った。 うちには何度か来ているけど、久しぶりだった。 いい機会なので、ちょっと外へ出る練習に付き合ってほしいと頼んだ。 馬たちは、初めて外へ出るわけで、もし興奮すれば何が起こるかわからない。 図太い詩はともかく、気が小さい楽は、ちょっと不安材料だった。 というわけで、「私が詩に乗る」と言うと、「えっ?」という知人。 「いや、そっちが乗れば?」「いやいや、どうぞどうぞ」というやり取り。 馬たちの初めて物語には、いつも人間たちの
去年の今頃は、楽や詩にやっと鞍をつけて跨がれるようになって、ちょっと一段落した時期だった。 2頭とも、まだベタベタ触っていると逃げてしまう状態だったけど、少しずつここでの生活にも慣れてきていたんじゃないかと思う。 北海道の牧場にいたときは、広いところでたくさんの仲間たちと自由に過ごしていた。 それに比べたら、こちらに来てからの生活は、狭くて放牧場に草木は生えてないし、馬は少なくて人間ばかりだし、不自由に思っていたかもしれない。 でも、これから人間と一緒に生きていく以上、たくさんの人からかわいがられるようになってほしい。 去年のクリスマスは、タイミング的にはちょうどよかったかもしれない。 怖がったりしないか様子を見ながら、サンタの帽子を付けて放牧してみた。 年明けには正月飾りを付けて放牧した。 飾りは半日で壊れてしまったけど、ご近所に好評だった。 今年は陽もいるし、また挑戦してみようと思う。
馬たちの放牧場は、隣の耕作していない畑を借りて、うちの敷地とつなげて使わせてもらっている。 北側が道路沿いの畑で、馬たちが首を出しても道路にはみ出さないよう、柵はだいぶ内側に設置している。 私の前にこの畑を借りていた人は、長い間耕作していて、トラクターを使っていた。 耕すたびに、畑の土が道路に少しずつはみ出して、そのまま固まってしまっていた。 一度も見たことなかったのだが、道路には側溝があって、埋まって見えなくなっていたそうだ。 そのため、雨が降ると道路が冠水してしまい、なかなか水が引かなかった。 先日、近所の方が、親戚から借りた小さなユンボ(重機)を持ってきて、側溝の上にかぶさっていた土をどかしてくれた。 手作業ではどうにもならない状況だったので、本当にありがたかった。 ユンボは、側溝を覆っていた土をどんどん掘り起こして、放牧場のほうへ積んでいく。 馬たちはユンボに驚くかと思ったら、土に
引っ越してきて、あっという間に3年半が経った。 家に表札をつけていないけど、自治会に入っていれば近所では名前などもわかっているので、特に気にしていなかった。 2年ほど前、楽が来た頃のこと、平日におまわりさんが尋ねてきた。 ちょうど母がうちにいたので、話をしたところ、近くの交番のおまわりさんで、たまに近所の様子を見てまわっているそうだった。 名前や家族構成を聞かれて、楽のことも、名前と年齢、性別をメモしていったらしい。 ペットも家族だから、ということなのかもしれない。 近所の人の話によると、うちの周りは警察官や元警察官という家が5軒くらいあるらしい。 田舎ということもあって、あまり警察官は見かけないと思っていたのだが、一般企業の仕事が少なく、農家も減っていることを考えれば、公務員が多いと感じても不思議はないかもしれない。 馬房を作るために通ってくれた大工さんが、うちに来る途中、スピード違反で
幽霊というと、巷で話題になるような心霊スポットを連想するけど、引っ越してきてから、ちょっとその認識が変わるようなことがあった。 墓地は、都会なら整備された霊園が当たり前だから、幽霊とも縁遠いイメージがある。 でも、田舎にありがちなのは、昔からの集落の墓地や、個人の墓地で、これまた意外とそこらじゅうにある。 きれいに整備されているお墓ならいいけど、中にはかなり荒れているところもある。 引っ越してきたばかりの頃、馬房を作ってくれていた大工さんと材木の買い出しに行ったときのこと。 ちょっとうちの周りをまわってみようと、集落の古いお墓がある道を通った。 大工さんが突然、「あっ、いる…!いるよここ。あそこにいるよほら!」と言い出した。 えっ、何が?と焦って聞いたところ、白い光が飛んでいる、こちらを見ているという。 大工さんは多少霊感があるというが、私はまったくわからなかった。 その後、昔からのサッカ
そういえば、物置に入って夢中でエサを食べていた馬たちを、母はどうやって外へ出したのだろう。 聞いてみたら、「バック、バ~ック」と言って、後退させて外へ出したという。 食べてるのに、よく言うことを聞いたなあと思った。 普段から、バックバックと言って、後退させることはよくある。 小さな動物のように、抱っこしてどかすことができないので、どいて欲しいときは、馬にも協力してもらう必要がある。 馬に乗ったときも、速足をさせるときは「速足」、駆け足をさせるときは「駆け足」と言葉で指示している。 本当は、足でちょっと蹴るなどの合図を出して、馬を動かせるようにしないといけない。 楽も詩も、まったく未調教の状態から、初めて鞍をつけて、おっかなびっくりまたがって…という過程があったから、馬を動かすのにおそるおそる言葉で指示する、という状況がしばらく続いていたのだ。 楽がやっと乗れるようになってきた頃、馬に乗り慣
馬たちは、食べるためだったら、すごい執念を見せる。 よく草食系と言うけど、ものすごく食い意地の張った草食動物のことは、なんて呼んだらいいんだろう、と考えたりする。 馬たちは、どうやったらエサにありつけるか、いつも考えている。 頭も使うし、チャレンジもする。 先日、母がうちに帰ってきたときのこと、馬がいないことに気づいた。 あわてて探すと、3頭とも物置の中にいたという。 みんなで楽しそうに積んであったエサを食べていたそうだ。 話を聞いたとき、私が物置を閉め忘れたのかと思った。 でもそうではなく、楽が扉をこじ開けたようだ。 母が馬たちを外に出して、物置を閉めたあと、楽がまた扉をこじ開けようとしているのを目撃したそうだ。 物置の扉は、左右に開く引き戸になっていて、取っ手はあるけど、馬から見たら小さいものだし、今までは開けることはできなかった。 きっと日々練習して、開けられるようになったんだと思う
一日中外にいる馬たちは、寒さ、暑さ、雨や風のほかに、虫という天敵がいる。 夏には蚊が大量に飛んでいて、どうしたらいいか、いろいろ頭を悩ませているけど、なかなかいい方法が見つからない。 場所によっても虫の種類や数が変わるようで、近所で馬を飼っている人の話を聞いてみても、蚊が特に多いところ、アブが多いところ、家畜を刺すサシバエが多いところ、いろいろある。 こちらに引っ越してきてから刺されるようになって、いまだに正体のわからない虫がいる。 これに刺されるとすごく痛いしかゆいし、1週間ぐらい腫れているときもある。 ブヨ?かと思ったけど、ブヨよりも小さい存在を感じる。 ネットで調べてみて、もしかしたらヌカカという虫じゃないかなあと思っている。 3~5ミリのブヨに対し、1ミリ~数ミリの、糠のように小さい蚊。 服の中にまで入ってきて刺す、春と秋に多い。 馬たちも、目の周りや足の付け根など、毛が薄い場所を
放牧柵を作るときに、材木で作る場合や、単管パイプで作る場合がある。 うちはプラスチックの柵で、中国から個人輸入で購入した。 日本でも、バイナリフェンスという名前で売り出されていて、家の周りに設置する人もいるようだ。 材木の場合、どんなに防腐剤を塗っても、地面に直接埋めてしまうと数年で腐ってきてしまい、そのうち馬が壊してしまう。 単管パイプで作る場合は頑丈だけど、パイプ同士の接続部分で馬がケガをしてしまうことがよくある。 プラスチックの場合はこうした心配があまりないけど、馬の力では簡単に壊れてしまう。 なのでうちは、柵の内側に電気柵を通している。 電気柵は、小さな箱の上に小さなソーラーが付いていて、箱の中のバッテリーに蓄電する。 そこから、柵の内側に回している電線に弱い電気を流す。 静電気程度の刺激だけど、馬は一度触ると、もう触ろうとしない、これで本体のプラスチック柵も安心…と思っていた。
陽が生まれてから、エサのやり方を変えた。 以前は、楽と詩をそれぞれの馬房に入れて食べさせていた。 今は、楽は馬房に入れて、詩と陽は馬房の外側で食べさせている。 詩は授乳していることもあって、楽とはエサの内容も量も違う。 こうすることで、楽と詩のエサを分けられるし、家にいても詩と陽の様子が見られる。 陽の歯が生え始めたころ、詩は陽にすすんでエサを食べさせていた。 ところが最近は、陽を押しのけて、自分が食べたいだけ食べている。 陽が生まれたばかりのとき、今にして思えば、詩はかなり神経質になっていたと思う。 楽が、詩と陽がいる馬房に首を突っ込むと、怒った詩は、楽が首を引っ込めようとしても離れないくらい強く噛みついたりした。 こんな状態で、3頭で放牧できるのか心配したが、思ったよりすぐ落ち着いて放牧できるようになり、しばらくすると、楽が陽のことを気にかけるようになった。 楽は、陽が自分の子どもとい
いずれ、馬に乗って外を散歩する、外乗をやってみたい。 楽と詩に乗り、陽は…どうにかして連れて行かないと…ということで、ハーネスを作ってみた。 自転車に使うゴムチューブが余っていたので、適当な長さに切って縛るだけ、という簡単なものにしてみた。 馬房に詩と陽を入れて、陽に慎重にハーネスを付けてみた。 ハーネスにリードをつけると、陽は抵抗して後ずさりする。 少し引いて、リードが張った状態で、「おいでおいで」と呼び、1歩でも前に進んだら、リードを緩めてほめてなでる。 というのを繰り返して、少しならついて来るようになった。 こういうのは、たぶんワンちゃんの散歩のしつけと同じなんじゃないかと思う。 子馬にいろいろやっていても、母馬の詩はまったく無関心。 こっちは真剣にやっていたのだが、気づいたら詩は立ったまま寝ていた。 詩を馬装して、今日は陽も一緒に丸馬場へ。 詩を少し歩かせたあと、陽のハーネスに付け
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