商工中央金庫(商工中金)が国の制度融資「危機対応業務」で不正を繰り返し、低利で顧客を増やす「民業圧迫」を批判されています。 この事象が起きた背景は、民間の資金需要に国・政府の関与の必要性がないからこそ、貸出量確保のために不正な融資がなされたということだと筆者は理解しています。 この民業圧迫ですが、商工中金よりも大きな問題にすべき組織があります。 それは住宅金融支援機構です。 今回は住宅金融支援機構がいかに民業を圧迫しているのかを考察します。 住宅金融支援機構とは (ご参考)商工中金の規模 旧住宅金融公庫の規模と廃止理由 住宅金融支援機構の現在の規模 住宅ローン金利の状況 住宅金融支援機構の影響 住宅金融支援機構とは そもそも住宅金融支援機構とはどのような組織なのでしょうか。 以下はデジタル大辞泉の説明になります。 住宅金融市場における安定的な資金供給を支援し、住生活向上への貢献をめざす独立