暴走族元リーダーの少年から用心棒代を名目に現金を脅し取ろうとしたとして、袋井署と県警捜査4課などは13日、恐喝未遂の疑いで、指定暴力団六代目山口組七代目一力一家幹部で無職の鈴木啓利容疑者(43)=袋井市栄町=ら男3人を逮捕した。いずれも容疑を否認している。 逮捕容疑は昨年1月から6月ごろまでの間、同市を中心に活動する暴走族チーム「虫の息」の元リーダーである10代の無職少年に対し、「面倒を見るからにはカネはもらう。月に1人5千円払え」などと言い、現金を脅し取ろうとしたとされる。 同署によると、同チームは市内で数十年前に結成された暴走族で、鈴木容疑者らはOBだった。少年らメンバー約15人が新たに暴走族を結成しようとしたところ、鈴木容疑者から「虫の息」のチーム名を引き継ぐよう要求されたという。