海外の水力発電所の建設現場で働いていた大手ゼネコン、大林組の社員がくも膜下出血で死亡し、長時間労働が原因の労災と認められました。 27日に会見を開いた代理人の弁護士によりますと、男性は去年2月からラオスの水力発電所の建設現場で、下請け会社との連絡や工事の進捗(しんちょく)の管理に当たっていましたが、5月に現地の宿舎で寝ている際、くも膜下出血を発症して死亡しました。 工期に間に合わせるために休日出勤などの勤務を続け、労働基準監督署の調査では、亡くなる前の残業時間は月100時間を超えていたということで、長時間労働が原因の過労死だとして、今月、労災認定されました。 男性は亡くなる直前には現場に常駐する看護師に頭痛を訴えていたということですが、現地は山奥で医療機関から遠く、医師は常駐していませんでした。 男性の妻は「海外赴任する人の過酷な労働環境を根本から見直してもらわないと何も変わらない。人生を