国会周辺では、集団的自衛権の行使を容認することに反対する人たちが抗議活動を行い総理大臣官邸に向けて「憲法9条を守れ」などと訴えました。 集団的自衛権の行使を容認するよう求める有識者懇談会の報告書が提出されたことを受けて、国会の周辺では15日夜、憲法を守る立場の団体や、労働組合の呼びかけで抗議活動が行われました。 主催者の発表で、およそ2000人が集まり、集団的自衛権の行使を容認することに断固反対だとして、「憲法9条を守れ」などと訴えました。 集会に参加した22歳の会社員の女性は「安倍政権は憲法を強引に変えようとしているように思える。このように自由な集会ができる状況も変わってしまうのではないかと心配です」と話していました。また69歳の男性は「経済対策などもっと目を向けることがあるはずで安倍政権には建設的で平和を重視した政策を徹底してほしい」と話していました。